中村雅哉　－JAFLスカラーシップレポート 2009－

　８月１日　ついにオーストラリアへ到着しました。かなり不安だったシドニーからメルボルンへの乗り換えをなんなくクリアし、１週目のホームステイ先のTonyさんともすんなり会う事ができました。


　それからすぐにBHNの試合を観戦しに行くと、試合に出るか？と言われ、出たい気持ちが強くて「出ます!」と勢いよく答えたものの、あいにくマウスガードをTonyさん宅へ忘れて断念しました。
長旅のせいか、この日は早々に睡魔に襲われ、記念すべき1日目が終わりました。


　2日目、今度はBHNのage35の試合観戦に行き、改めてfootyは年を重ねても愛され続けるスポーツなのだと実感しました。試合観戦後、Tonyさんの友人の家のBBQに招待され豪華な夕飯をごちそうになりながら、様々な話をしました。またその娘さん達が日本語を学んでいるらしく、簡単な日本語を交えながら会話を楽しみました。その中で、政治の事について意見を求められましたが、そんな英語能力は無くなかなか会話について行くことができませんでした。海外では20歳であれば政治の事を考えるのは当たり前とされているというのを何かで聞いていたのですが、事実なのだと知り、日本との違いを目の当たりにしました。


　4日目、ようやく練習の日が来たのですが、あいにくのどしゃ降りの雨。と思いきや、止んだり小雨になったりと掴めない天気の下、初練習を行いました。最初の印象はとにかく速い。練習メニューの切り替えや、パスのスピード、そして練習時間等の何から何まで速く、早かったです。


　6日目、新しいホームステイ先のArmstrongさんの家へ移ってから一夜明け、Melbourneに来てから2度目の練習となりました。この日は強風の下での練習となり、キック時のコントロールが困難でしたが、先日の練習の練習時のように雨でボールが滑る。というような事はなかったので、アピールができたプレーをしたと思います。


　そして練習後、いよいよ8月8日（土）のスターティングメンバーが発表されました。それぞれのポジションごとに名前が発表されていく中で、Bestメンバーの中の1人に選ばれました。「ハーフフォワードフランク」という攻撃のポジションです。いよいよ自分の力がどこまで通用するのか試すチャンスが来ました。本場のプレイヤーと試合ができるので楽しみです。


次回のレポートはその試合について書きたいと思います。　

中村雅哉